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コロナ禍、自粛生活で見つけた「自分だけの正解」

更新日:2021年8月15日




 情報スルー力も高いz世代

 デジタルネィティブ世代、SNSネイティブ世代といわれる「Z世代」。SNSアカウントを幾つも使い分けSNSを駆使している。


一見、SNSにどっぷりはまっているようにも見受けられるが、実は「情報スルー力」も高い世代でもある。




若者の生活実態、トレンドに精通している電通若者研究部プランナー兼コピーライターの用丸雅也氏によると、Z世代の特徴を次のように述べている。


”情報爆発の世界で生きてきたZ世代にとって、情報は「自ら探しに行くもの」というより「選んで捨てるもの」という感覚が強い。情報スルー力が高い世代である"


更に、情報を外に追いかけていく「外部拡張」よりも、自分の内面と向き合う「内部拡張」のほうが、このZ世代にとって価値が高いと、前述の用丸氏は指摘する。


コロナ以前の生活では、周囲の「インスタ映え」の生活に振り回され、自分の好みや嗜好すら曖昧なまま合わせて生活していたが、ふとコロナ禍により自宅での自粛生活を余儀なくされ、友人や外部の人との接触が少なくなり、「低刺激」の生活を送る事で自らの趣味嗜好が何であったのか。


実は「低刺激」が”楽”と感じる自分の気づく。するとZ世代は、これまでどっぷりはまっていたSNSも、自粛生活によって、「いらない情報」、「不必要な情報」には触れずに不要であったと気づき、どんどんスルーする事を厭わない。


何故、このように情報スルー力も高いのだろうか。

社会が不況の中、生まれ育ったZ世代。世界的テロや未曾有の自然災害を身近で感じ、体験しながら育ってきたZ世代は「解消されない不安」を常に抱えていると言われている。絶対的に「大丈夫だ」というものなどこの世に存在しない、という漠然とした不安がこの世代の人達を「自分らしさ」や「自分だけの正解」探しへと向かわせている。


この「自粛生活」で初めて「自分だけの正解」を得られる時間とそれをかなえてくれるツールやサービス、モノの獲得への実現機会となっている。


例えば、女優のエマ・ワトソン、また世代は違えど多忙であったであろうオバマ元大統領夫人、ミシェル・オバマ氏も習慣にしていたという「ジャーナリング」という書く瞑想手法のAIジャーナリングアプリ「muute」(ミュート)が人気を呼んでいる。


AIジャーナリングアプリ「muute」は思っていることを日記に綴ると、AIが投稿内容から感情の揺れ動きや思考パターンなどについて分析し、フィードバックをくれる。


昨年12月にリリースされた本サービス。予想を上回るほどの反響があり今年1月にはApp Storeヘルスケア/フィットネスカテゴリーで1位を獲得した。


ライフスタイルや環境の変化を余儀なくされている今関心事が”自分”に向く

外部には”低刺激”を求め、自分の内面には”高関心”。

自粛生活が長引き、在宅でのテレワークが定着しつつある今、Z世代以外にも響く言葉ではなかろうか。


など

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